東日本大震災直後の2011年5月、13年5月に続く寄港。約260人の乗客は市の歓迎式典に笑顔を見せ、八戸の魅力を楽しもうとシャトルバスなどで市内外の名勝や観光施設などに足を延ばした。

歓迎式典では小林眞市長が「震災直後に『びいなす』が予定を変えず八戸に寄港し、市民は元気をもらった」とお礼の言葉。歓迎の花束や記念品を受け取った由良和久船長は「被災した市民に真の笑顔が戻るにはまだ時間を要する。今後も入港し、八戸のことを全国に伝えたい」と謝辞を述べた。

乗客の中には「八食センターや中心街などを散策したい。おいしそうなものをたくさん買うつもり」と話し、初めてという八戸観光に胸を弾ませていた。