青森の魅力紹介「めご太郎」刊行 横浜の出版社/青森

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青森の魅力紹介「めご太郎」刊行 横浜の出版社/青森

「めごい太郎」=あおもりの故郷 再発見

AOMORI 故郷を思う気持ちはそれぞれ特別な思いがあります。

「帰省するつもりで訪れる青森市」をテーマにしたガイド本「めご太郎」を横浜市の出版社が刊行した。

「めごい」は津軽弁で「かわいい」の意味。あずましい(居心地が良い)カウンターの飲み屋や名物のソース焼きそば屋などを地元出身者が紹介。「観光より一歩先の旅」を提案している。


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「星羊社」県出身者紹介

出版した「星羊社」は、青森市出身の成田希さん(33)と夫の星山健太郎さん(39)の2人が営む。これまでに横浜の地域情報誌「はま太郎」を出版しており、2カ所目として青森を選んだ。

2人に加え、映画雑誌編集者の月永理絵さんやジャズピアニストの木村イオリさんら県外で活躍する青森県出身者が、帰省するたびに通う路地裏のすし店やニシンや地酒のおいしい居酒屋、レトロな喫茶店などをエッセーで紹介。また「焼きそば屋パラダイス」と言われるほど青森市にソース焼きそば文化が根付いていることも取り上げた。

東北最大規模と言われた柳原遊郭

このほか、明治時代に堤川沿いにあった東北最大規模と言われた柳原遊郭について、当時の写真資料を添え、その繁栄ぶりを紹介している。

それぞれ、成田さんが描いたイラストを付け、場所や店の雰囲気、店主の人柄、それらを育んだ地域の歩みなどを垣間見ることができる。

成田本店では週間ベストセラー(12月19日付)

 「『うまい、安い』という視点ではなく、地域に根付いた理由を文化や歴史的背景から触れられるように努力した」と星山さん。長く住んでいる人は気付かなくても、外から帰って来た人だからこそ気づく青森市の魅力がたくさん盛り込まれている。成田本店では週間ベストセラー(12月19日付)で2位に入る売れ行きで、星山さんは「反響次第では、第2弾の刊行も検討したい」と話している。

 A5判127ページ。1200円。

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