青森県 ドイツ国際コンクールで初受賞! リンゴシードル ブームの兆し! (2016/4/25)

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ドイツで開かれた国際コンクールでは青森県の農家が国産で初めて受賞し、品質にお墨付きが付いた。

原料のブドウから国産を使う日本ワインがブームとなる中、リンゴが原料の発泡性ワイン、シードルも注目されている。

青森「弘前ハウスワイン・シードル特区」を活用し、14年に製造免許を取得。

特区を活用してワイナリーを開いたり、委託醸造でブランドを立ち上げたりするリンゴ農家も登場。日本らしいシードル造りに力を入れ、普及団体の活動も活発化している。

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長野県内では10以上のワイナリーがシードルを造る。農家が共同出資する信州まし野ワイン(株)(松川町)もその一つ。
銘柄の他、町内外の農家から受託を受ける。社長の宮沢喜好さん(59)は「原料のリンゴが豊富にあるのだからシードルを造るべきだ」と強調。16種のリンゴなどを原料に使い特徴的な製品を目指す。
町内で同社に委託する農家は10人で、うち6人は小売り免許を取得した。14年には南信州松川りんごワイン振興会を組織し、昨年は共通ブランド「マリー」も創設した。
3月末、内閣府の「南信州松川町りんごワイン・シードル特区」に認定されたことを受け、町は農家支援に力を注ぐ。振興会代表の農家、北沢公彦さん(50)は「昨年マリーを700本試験販売したところ、2週間で完売し、手応えを感じた。今後は特区を活用して共同醸造場を建設したい」と意気込む。
飯田市では、有志が地域振興につなげたいと13年、国際りんご・シードル振興会を設立、研修事業や資格制度を創設した。今年は、ドイツ・フランクフルトで10日に開かれた国際シードルメッセに10人を派遣した。
メッセはシードルの国際コンクールで、青森県弘前市でリンゴ12ヘクタールを栽培するタムラファーム(株)の2銘柄が「ポムドール賞」を受賞した。社長の田村昌司さん(58)は「日本のシードルが世界的に認められた」と品質に自信を深めた。
同社は「弘前ハウスワイン・シードル特区」を活用し、14年に製造免許を取得。「王林」などを使って香り重視のシードルを造る。同市では、22人の農家が共同で弘前シードル工房KIMORIを設立、14年から年間11キロリットル生産する。
造機器メーカーでは「産地からシードルの問い合わせが殺到している。直近も広島や青森、山形の果樹園からあった。ブームの兆しを感じている」と先を見据える。

出典:日本農業新聞

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