青森県五戸町の町立公民館では、父親の陽一さんや２人の妹をはじめ、地元の人などおよそ５０人が大型のスクリーンで試合を観戦しました。

太田選手は前回のロンドン大会で金メダルを獲得した選手などを次々と破り、決勝ではキューバの選手と対戦しました。

第１ピリオド、投げ技などを決められ０対６とリードされると、集まった人たちから「忍、忍」などと声援が送られました。

太田選手はさらに２ポイントを奪われてテクニカルフォールで敗れ、銀メダルが確定すると会場からは健闘をたたえて大きな拍手が送られました。

レスリングを指導してきた父親の陽一さんは「本人は金が取れなくて残念だったと思うが」家族としては夢を与えてもらいました。

「今度は勝って泣いてもらいたい」と話していました。妹の理奈さんは「きょうだいとして誇りに思います。感動をありがとうと伝えたいです」と話していました。