青森・第15回「県高校生選抜書展」 弘前・前田さん、大賞2連覇! 

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個人の部は弘前高3年で鐵心書道会の前田恭佳(きょうか)さん(18)が最高賞の大賞を2年連続で受賞。

第15回県高校生選抜書展(県毎日書道振興会主催、毎日新聞社、毎日書道会など後援)は県内8校、1団体から85点の応募があり、個人の部は弘前高3年で鐵心書道会の前田恭佳(きょうか)さん(18)が最高賞の大賞を2年連続で受賞。

団体の部は弘前高が最高賞の知事賞に、黒石高が県教育長賞にそれぞれ5年連続で選ばれた。

同展は第17回毎日現代の書青森展(同)と併せて25~27日、弘前市の弘前文化センターで開かれる。24日には両展の作品搬入が行われた。

 知事賞を受賞した弘前高書道部▼%e5%bc%98%e5%89%8d%e9%ab%98%e6%9b%b8%e9%81%93

粘り強くひたむきに

史上初めて大賞を2年連続で獲得した前田さんは「書道で自分の好きなことを表現できればいいと取り組んだ結果、大賞を取れて素直にうれしい」と笑顔を見せる。

保育園児の時から指導してきた毎日書道展審査会員の吉澤瓔香さんは「書に向かう真摯(しんし)な姿が素晴らしい。長年培った粘り強さでひたむきに努力する人」と評する。

県教育長賞を受賞した黒石高書道部▼

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受賞作は王鐸(おうたく)の書を手本にした。前田さんは「字が生き生きしている。柔らかさだけではなく力強さも流れもあり、私の理想とする表現だと魅せられた」。今後も書道を続け、「一つ一つ積み重ねていきたい」と一層の高みを目指す心構えだ。

知事賞、弘前高 協力して目標達成

弘前高が未踏の5年連続受賞を果たした。書道部員が26人と比較的多く、全7部門に挑戦できる環境が原動力となり、準大賞に5人、奨励賞4人を輩出した。

部長の2年、渋谷日葵(ひびき)さんは「目標を達成でき、うれしい。学年に関係なく、初心者であろうがなかろうが、互いにアドバイスし、また率直に批評し合い、協力して高めてきた」と伝統の力を語る。

指導する毎日書道展審査会員の工藤溪舟さんは「1年生が前衛書で準大賞を取るなど、頑張った。6年連続の受賞を目指し、来年も新入生の指導に力を入れたい」と話す。

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高校生と一般の作品計138点が飾られた弘前文化センターの展示会場▲

県教育長賞、黒石高 「少数精鋭」の実力

黒石高も初の5年連続で6回目の受賞。部員8人のうち2人が準大賞、4人が奨励賞に選ばれるなど「少数精鋭」の実力が光る。

部長の3年、沢稚晴(ちせい)さんは「3年生は進学講習で部活に出られない分、朝練で補った。後輩たちは先輩の指示を受けながら率先して濃い練習を積み上げてくれた」とチームワークの良さを指摘する。

顧問で毎日書道展会員の白木佳乃さんは「生徒にさまざまなジャンルの書に挑戦してもらい、それぞれの個性や相性に合った作品に仕立てあげられたのがよかったと思う」と振り返った。

     ◇

その他の入賞者は次の皆さん

 (敬称略、数字は学年)

 【団体】優秀賞 百石▽書塾優秀賞 鐵心書道会

 【個人】準大賞 斎藤楽惟(弘前1)渋谷日葵(同2)田代佳菜(同3)成田桃子(同3)三浦愛純(同3)石澤陽(黒石1)葛西彩水(同2)相馬拓哉(青森第一高等養護3)▽奨励賞 葛西知那美(弘前1)成田真央(同2)阿保萌(同3)竹内葉月(同3)中田沙季(黒石1)佐藤里菜(同3)沢稚晴(同3)対馬美帆(同3)竹田光希(百石2)茶田平麻泉(同3)佐藤茉奈(弘前中央2)寺沢安乃(同2)藤田和花(木造3)盛はなの(同3)竹内蓮香(七戸1)梅田雄生(青森第一高等養護3)奈良莉央(柴田女子3)工藤千英(弘前2、鐵心書道会)小山内太志(同3、鐵心書道会)丸岡由佳(同3、鐵心書道会)

「青森展」に53点

 「第17回毎日現代の書青森展」(旧称「書藝展」)には今夏、毎日書道展に出品された役員や会友、一般公募者、23歳以下などの作品53点が展示される。

 両展とも入場無料。

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