山田さんはコメの食味を競う全国的な大会で入賞した経歴を持つ。高い技術と見識、優れた経営能力、円満な人柄を有する−などとして県が6月、山田さんを宮内庁に推薦。品種は青森県を代表する良食味のコメとして、食味ランキングで5年連続「特A」を獲得している霹靂とした。

 山田さんは農薬と化学肥料の使用量を減らし、味にこだわったコメ作りを重視している。約16ヘクタールある田んぼのうち、霹靂の作付けは5ヘクタールほど。同庁へ推薦されたことを受け、山田さんはコメの品質を落とさないよう、水管理に細心の注意を払ったという。

 大嘗祭用の霹靂は9月18日に収穫。選別や精米などの作業も通常より長い時間をかけて慎重に取り組んだ。山田さんは「良いコメを提供できた。これからも量より味を重視して、さらに上を目指していきたい」と語った。

 山田さんが育てた霹靂は県が発送し、10月25日までに宮内庁へ届けられる。このほか、青森県からはリンゴやナガイモ、ゴボウ、サケ薫製、ホタテ干し貝柱、アワが大嘗祭に供えられる。