山崎貴行禰宜(ねぎ)は「みこにゃんで神社がより親しめる場になればうれしい。子どもから高齢者まで、幅広く愛される存在になってほしい」と話した。

みこにゃんは、八戸市の三社大祭山車絵師で「山車づくり名人」として知られる夏坂和良さんがデザイン。山車づくりの技術を生かし人形を制作した。額や耳などに福を授けるハートマークが隠れたものを含め八つあり、恋愛成就と幸せを招くのが得意で、三戸町の「三」にちなみ三つの願いをかなえる。願い事をかなえる時には、額の金色のハートが輝くという設定。

大神宮は3月から名称を公募。山崎禰宜によると、県内をはじめ全国からメールや電話、はがきなどで200件以上の応募があった。三戸が「みこ」と読めることなどから「みこにゃん」に決めたという。

みこにゃんの人形は台座を含め高さ約180センチ。夏坂さんらが9日、八戸市から運び込み拝殿に安置した。大神宮は参詣した証しの御朱印に従来のものに加えて、みこにゃんのイラストなども用意。御朱印帳を持参すれば押印してもらえる。年内にはみこにゃんをあしらった御朱印帳やお守り、お札を作りたいという。

夏坂さんは「満足のいく仕上がり。多くの方に見てもらいたい」と話した。山崎禰宜は「立派な人形ができた。人気者になってくれれば」と期待を込めた。

みこにゃんの問い合わせは同大神宮(電話0179-22-2501)へ。

出典:どうしん