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「裸参り」は、青森県の津軽地方に、350年以上前から伝わるとされる年末年始の行事で、五所川原市の飯詰地区で行われた31日は、11歳から47歳まで19人の男たちが県の内外から集まりました。
男たちは、たるに張られた水につかって身を清めたあと、手分けして米俵や直径50センチ余りの鏡餅を担ぎ、バケツに入った水を沿道から浴びせられながら、およそ500メートル離れた神社まで、雪道を練り歩きました。
31日の五所川原市は好天でしたが、気温は4度で、男たちは歯を食いしばって水の冷たさをこらえ、「もっともっと」と、威勢よく声を上げていました。
そして、神社にたどり着いて鳥居の前にお供え物を置くと、雪が積もった参道を駆け上がり、本殿でお参りをして、来年の五穀豊じょうや無病息災を祈願していました。
地元から参加した高校2年生は、「来年は受験で勝負の年なので、気合いを入れたいと思いました」と話していました。
また、東京から参加した47歳の会社員の男性は、「水が冷たくて寒かったです。来年も仕事を頑張ってよい1年にしたいです」と話していました。