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津軽海峡マグロ女子会 人呼んで「マグ女」たちによる女子会の内容とは?
3月26日、北海道新幹線が新青森(青森市)−新函館北斗(北海道北斗市)で開業する。青函トンネルを含む148.8キロ。初めて新幹線が津軽海峡を越え、「青函経済圏」の確立に向け、期待が高まる。「マグロのように海峡を行き来して地域を盛り上げよう」と2014年から活動する「津軽海峡マグロ女子会」(マグ女)のメンバーに、新幹線開業への夢を聞いた。
「マグ女」の活動について熱っぽく語る杉本夏子さん=手塚耕一郎撮影
■松前の若おかみ「女子の目線で地域振興」
「マグロは泳ぎ続けなければ生きていけない。私たちも一つの経済圏として行動し続けたい」。北海道松前町の老舗旅館「矢野」の若おかみ、杉本夏子さん(42)はそう力を込める。
マグロ女子会は、杉本さんと、青森県大間(おおま)町のまちおこしゲリラ集団「あおぞら組」の前組長、島康子さん(50)が意気投合し、「女子の目線から地域を盛り上げよう」と発足した。
■北海道新幹線開業後の経済効果と交流人口の予測
道南側の「マグ女」は約35人。大学生、カフェのオーナー、銀行員に会社員、市町村職員など多彩。活動も華やかだ。地域に眠った魅力を掘り起こそうと15年1月に開いた「道南おもてなしツアー」では、イケメン宮司による伝統文化の松前神楽を福島町で鑑賞した。知内(しりうち)町では日本最古の琥珀(こはく)装飾が見つかったことにあやかり、恋愛運アップのペンダントづくりを企画。函館で祭りがあればテントを設け、それぞれの会員の地酒や土産品を販売し、女子会の活動をPRしている。
現在は、メンバーのおすすめスポットなどを集めた約30の観光プログラムを策定中。郷土芸能体験や景勝地巡りのほか、あまり知られていないスイーツの名店や地元住民が買い物に使っているお得なスーパーの情報も盛り込んだ。地元ならではの場所や人を紹介し、青函を何度も訪れてもらおうという狙いだ。
「そんなに遠くないのに、これまで青森は『海の向こう側』だった。それが新幹線開業で海を挟んだ生活圏になり、『お隣さん』になる」。杉本さんは人が行き交い、にぎわう「青函圏」へ決意を新たにしている。【遠藤修平】
大間、大漁旗で歓迎パフォーマンス
■「よぐ来たのー」
函館から津軽海峡を渡り大間港に入ってくるフェリーに向かい、頬かむり姿で大漁旗を振り回す。青森側「マグ女」約30人の先頭を泳ぐ島さんが約15年前から不定期に行っている歓迎パフォーマンスだ。
故郷にUターン後の00年、「あおぞら組」を旗揚げした。モットーは「理屈こねる前に、まんず動け」。大間マグロをモチーフにした「マグロ一筋」グッズの考案や大漁旗パフォーマンスをはじめ、死ぬまで泳ぎ続けるマグロのように挑戦を続ける自称「止まれない女」だ。
そんな島さんの心に火をつけたのが15年3月の北陸新幹線開業に向け、石川県の旅館のおかみたちが「レディー・カガ(加賀)」として立ち上がったことだ。「一本取られた。でも負げられね」。マ
出典:毎日新聞
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