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青森といえば煮干しだし、をベースに、豚骨スープを取り入れたラーメン店。
昨年4月にオープンした。煮干屋金ぼしを紹介してまいります。
青森市の主流は焼き干しや煮干しのスープであって、文字通り“新参者”として他店との差別化を図っている。
根っからのラーメン好きの店主、小寺美佳さん(32)が「いっそのこと自分で店を持とう」と一念発起。スープの取り方、麺の湯切りなどゼロからのスタートで、試行錯誤の連続だったが、ラーメンに真摯(しんし)に向き合う姿勢を失うことはなく、店に泊まり込みでスープを作る日も。「火加減が大事。最低6時間煮込まないと良いスープが取れない」と言い切る。
人気メニューは、煮干しと豚骨スープを合わせた「金煮ぼし」(700円)。豚骨独特の臭みがなく、煮干しだしのあっさりスープと絶妙に絡む逸品だ。スープがトロトロの数量限定「一撃煮ぼし」(800円)も濃い系スープが好みの人たちにとっては垂涎(すいぜん)の一品。あっさり系好きには「あっさり煮ぼし」(650円)がお薦め。麺はラーメンに合わせてちぢれ、ストレートを使い分けている。
女性1人ではなかなか入りづらいというラーメン店のイメージを払拭するため、スタッフは全員女性。「おかげで女性の人たちも気軽に訪れてくれる」と笑顔を見せる。
店名は大相撲好きの小寺さんが「平幕力士が横綱を倒す金星に由来」。デビュー間もないラーメン店が老舗を超えるような店にしたいとの願いを込めた。「煮干しだしを極め、新しいメニューにも挑戦したい」。持ち前の好奇心で独自のラーメン作りに挑み続ける。
▼アクセス 青森市八重田4の3の8((電)017・752・8360)。青い森鉄道線矢田前駅から徒歩約10分
▼営業時間 午前11時~午後5時。半熟味玉子(100円)、チャーシュー増し(同)、メンマ増し(50円)などトッピングも豊富。ご飯は無料(セルフサービス)
▼定休日 毎週月曜日(祝日の場合は火曜日)
▽店主お薦めの他店 「煮込みハンバーグがおいしい」(小寺さん)という「Ken・PaPa」(青森市浪打2の2の15)
出典:産經ニュース
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