若者に青森県の魅力を伝えることで県内での暮らしに関心を持ってもらおうと、県は県内大学生とともに小冊子を作成した。キーワードは「幸せ」で、題して「アオモリ・ハッピー・カタログ」9日の「成人の日」前後に県内22市町村で開かれる成人式で、新成人約1万1千人に配布する。

14ページの中に数多くの県民が登場し、県内で暮らす中で感じた「幸せ」をさまざまな形で紹介している。青森県ならではの幸せをボード1枚で伝えるコーナーでは、計36人が「歩いて2分の絶景スポット」「メリハリのある四季」などと表現。ほかに「会うと幸せになれる」として県内各地の名物店員を紹介したり、大家族やカップルなども取り上げている。

小冊子作成は昨年に続き2度目。二十歳という節目の年に青森の魅力を再認識し、青森で働き、暮らすことを人生設計の選択肢に加えてもらうのが狙い。

弘前大、弘前医療福祉大、北里大獣医学部の学生12人がメンバーとなり、若者向け雑誌「Tokyo graffiti」編集部の指導を受けながら、企画立案から取材・撮影、デザインまで手掛けた。1万8千部作成し、冬季の成人式のほか今年夏の成人式、大学の入学式などでも配布予定。

作成メンバーで新成人の一人でもある弘前大学2年の森美貴さん(20)は「同世代の人たちに、青森にこんな魅力ある人たちがいるんだと知ってもらい、青森の良さに気付くきっかけにしてもらえたら」と話した。

出典:どうしん