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十和田八幡平国立公園の蔦沼で展望デッキの改修整備が進んでいる。
環境省が青森県十和田市の十和田八幡平国立公園内の蔦沼で進めている展望デッキの改修整備事業が終盤に入っている。完成は紅葉シーズンとなる2018年10月中旬ごろになる見込み。同省十和田八幡平国立公園管理事務所は、デッキ完成後の季節ごとのイメージ図を作り、6日、蔦野鳥の森休憩所内に掲示した。
蔦沼で改修が進む展望デッキ=6日、十和田市
蔦沼の展望デッキ完成イメージ図(環境省十和田八幡平国立公園管理事務所提供)
四季折々の表情を見せる蔦沼は、全国の写真愛好家らに人気で、年々観光客が増加。同省が毎年行っている同公園(八甲田地区)の2017年度調査で、蔦野鳥の森蔦沼側からの入山者は前年より6459人増え、2万7325人。同地区で最多となっている。
蔦沼の展望デッキは直近の整備から約20年が経過し、老朽化が進んでいる。同省は観光客の増加による混雑解消のほか、眺望確保や利便性の向上を目的に改修を計画。5月から工事に着手し、11月までの工期で整備を進めてきた。国立公園管理事務所によると、6日時点での整備進捗(しんちょく)状況は7割程度という。
デッキ改修終了を前に、同事務所は四季ごとのイメージ図を作成し、休憩所内に展示した。森川久所長は「多くの人に蔦沼の魅力を感じてもらえるよう、本格的な紅葉シーズン前に完成させたい」と話している。
環境省は2016年、国立公園のブランド化を図り、インバウンド(訪日外国人旅行)客増加につなげるための「国立公園満喫プロジェクト」を展開。十和田八幡平国立公園も選定されている。
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