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青森県の観光案内「AIがお答え」年度内に「多言語対応」の実証実験をスタート
観光案内所の効率アップを図るためAIによる自動会話プログラムを活用
青森県は6日、インターネットを介して寄せられた質問に人工知能(AI)が回答するサービス「県観光AIコンシェルジュサービス」の実証実験を始めた。AIによる自動会話プログラムを活用し、県観光情報サイトの「アプティネット」に沿った観光情報の中から自動で答えを導き出す。実験期間の本年度内に多言語に対応する予定。県は「観光案内の窓口業務を軽減し、サービス向上につなげたい」としている。
《見本画面》
青森県観光AIコンシェルジュサービスの画面。八戸三社大祭について尋ねると、内容や関連リンクを口語体で回答してくれる
実験は、青森市の県観光物産館アスパムをモデル施設に設定。ネットの専用ページはAIによる自動回答のほか、アスパムの観光コンシェルジュによる回答も選べる。対応時間は観光コンシェルジュが午前10時~午後4時、AIは24時間。
当初は日本語のサービスに限られるが、英語、中国語(簡体字、繁体字)、韓国語のサービスも順次始める。
県は実験期間中、AIの反応、質問の内容や頻度、使用言語などのデータを集めて分析し、来年度以降、本格運用の可否を判断する。AIは質問を受けるほど内容を学習して能力がアップすることから、本格運用する場合は、県内の観光案内所や観光施設との連携も視野に入れるという。
県観光企画課の担当者は「プログラムによって生産性向上を図り、観光に携わる人の増加や定着につなげたい」と強調。「宿泊するホテルの周りに何があるのかを本物のコンシェルジュのように案内し、観光のきっかけづくりができるようになれば」と展望した。
サービスはパソコン、スマートフォンのどちらでも利用可能。専用ページには、アプティネットからもアクセスできる。
アドレスは https://aomori-kanko.ai-q.biz
デーリー東北新聞社
出典:Yahooニュース
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