青森県今別、三厩沖 漁協など2019年から本格養殖=初水揚げ 養殖サーモン2千匹丸々

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初水揚げ 養殖サーモン2千匹丸々/青森県今別、三厩沖 漁協など2019年から本格養殖

青森県今別町の竜飛今別漁協や外ケ浜町の三厩漁協などが今別、三厩沖で養殖しているサーモンの水揚げが6日早朝、今別漁港で始まった。試験養殖から本格養殖に移行後、初めての水揚げ。丸々と太ったサーモン約2千匹が揚がり、関係者が作業に追われた。水揚げは6月末ごろまで続き、県内外に出荷される。


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 県や日本サーモンファーム(深浦町)などは竜飛今別漁協の協力を得て、2017年秋から今別沖で試験養殖を開始。県は2年間の試験で事業の採算性が見込めると判断し、19年3月、2漁協に養殖を営む権利「区画漁業権」を与えた。

 同社も2漁協の組合員となる形で、三厩沖にもいけすを設けて同年11月、本格養殖に着手。同社の親会社・オカムラ食品工業(青森市)が深浦に構える中間養殖施設から1匹約700グラムのサーモンを運んで飼育を始め、昨季を上回る約600~700トンの水揚げを見込む。

 漁港にはこの日までに、沖合のいけすからサーモンを移し替えた別のいけすが運ばれ、雨の降る夜明け前から、日本サーモンファームの社員や今別、外ケ浜の町民、組合員が作業。サーモンを網ですくい、血抜き処理と氷漬けを行ってトラックに積み込んだ。1匹当たりの体長は約50センチ、重さは約3~3.5キロ。

 竜飛今別漁協の野土一公組合長は「試験段階から関わってきただけに、この日を迎えてうれしい」と笑顔。日本サーモンファームの鈴木宏介取締役養殖部長は「地元の方々のサポートがあるからこそできる事業。魚はまずまずの大きさだ」と話した。

出典:Yahooニュース

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