「インバウンドビジネス総合展」インバウンドで青森の小さな村に訪日客を呼ぶ!

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【インバウンドビジネス総合展】インバウンドビジネス総合展訪日客を呼ぶための戦略!

イベントの内容

■会場では聴講者に向けて、「思い込みをやめる」「街の魅力に自信をもつ」といった提案が行われた。

■会場では青森県佐井村での取り組みを題材に、地域にインバウンドを集客するための方法が紹介された。

【インバウンドビジネス総合展:1】青森の小さな村に訪日客を呼ぶために 画像

会場では聴講者に向けて、「思い込みをやめる」「街の魅力に自信をもつ」といった提案が行われた


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  会場では青森県佐井村での取り組みを題材に、地域にインバウンドを集客するための方法が紹介された会場では青森県佐井村での取り組みを題材に、地域にインバウンドを集客するための方法が紹介された。

All About Japan GMの弘中雪絵氏

All About Japan GMの弘中雪絵氏

大日本印刷YORIP事業推進部副部長の熊坂浩明氏
大日本印刷YORIP事業推進部副部長の熊坂浩明氏

【記事のポイント】

▼海外留学生などを招き地域のアンバサダーになってもらうことで、第三者的視点をもつ
▼単なる観光地としてではなく、「ストーリー」のある旅をPRする
▼訪日客にとって、日本の日常性にこそ非日常性が存在する

■外国人観光客による視察を口コミの起点にする

日本政府観光局のリリースによると、2017年1月の訪日外客数は前年比24%増の229万6000人。特に中国の旧正月(春節)が1月末から始まったため、中華圏を中心に訪日観光客が増えている。高級品の爆買いに陰りが見えたとはいえ、訪日観光客数は増加の一途をたどっている。とはいえ、消費を取り込むにあたり、その手法に苦戦している事業者や団体も少なくないようだ。そんな経営者にとって参考になりそうなイベント「インバウンドビジネス総合展」が、東京ビッグサイトで2月1日から2日にかけて開催された。本記事ではその中から、All About Japanと大日本印刷の各担当者が登壇したセミナー「訪日客目線での観光PR ~地域の魅力創出・発信の事例紹介~」にフォーカスし、そこに見たビジネスのヒントを紹介する。

青森県下北半島の東端を事例にあげた

今回のセミナーで取り上げられたのは、佐井村における訪日観光客の集客における取り組みだ。この村は青森県下北半島の東端に位置し、津軽海峡に面した海岸線を持つことから、そこに沈む夕日が絶景として知られている。ただ、近年では村の人口は年々減少の一途をたどっており、過疎に悩んでいるようだ。

外国人向けの日本総合情報サイトAll About Japan

セミナーで紹介された取り組みでは外国人向けの日本総合情報サイトAll About Japanと、“旅のよりみちアプリ”を名乗る大日本印刷の社内プロジェクト「YORIP」が協力。佐井村の魅力を世界に向けて発信している。その施策のひとつとして行われたのが、海外留学生を含む10人ほどのメンバーによる視察旅行だ。

「東北は日本のリゾート」というコンセプト

All About Japan GMの弘中雪絵氏によると、佐井村の魅力を発信するにあたって、「東北は日本のリゾートだ」というストーリーを構築したという。

「東北通のアンバサダー」を育てる

「このストーリーに沿って訪日観光客に口コミの起点になってもらい、彼らを“東北通のアンバサダー”として育成するという方針を打ち出しました。日本には、“そこにしかないもの”というのがたくさんあります。これを軸に、外国人のキーマンにその魅力を発信してもらったわけです」

■地元の人は当たり前のことも観光客には魅力

今回のセミナーにおけるもう一人の登壇者、大日本印刷の熊坂浩明氏はYORIP事業推進部副部長。同氏によると「YORIP」では多くの観光客が訪れるメインストリームからちょっと外れた“いいスポット”を紹介しているという。1本路地に入ってみる、途中の曲がり角を曲がってみるといった寄り道によって、意外なものとの出会いをナビするアプリだ。壇上では先の視察旅行で感じたこととして、日常がコンテンツになるということを熊坂氏は語っている。「例えば、佐井村から見える夕陽などは地元の人は当たり前すぎて、こんなものが魅力になるのかと半信半疑でした。しかし、参加者にはとても印象的で高い評価を得ています。これが、“日常がコンテンツになる”といことなんです」他にも、視察では民宿に宿泊したのだが、ここで行った料理体験が好評だったという。このように、地元の人にとっては当たり前のことが、観光客、さらにはインバウンドにとっては魅力的な体験になることに気がついたそうだ。それには、小さな地域の祭礼なども含まれる。「地元の人にとっては日常で当たり前と思っていることでも、インバウンドには魅力的なものになるのです。“つまらなもの”と思い込むのはやめた方がよいでしょう」

「思い込みをやめる」「街の魅力に自信をもつ」「人も魅力にする」

その上で、熊坂氏はインバウンドを迎え入れる側の姿勢として、首記を提言する。これは佐井村だけでなく、全国の観光産業に力を入れたい地域に当てはまることだろう。インバウンドに情報提供するためには、その地を訪れた訪日観光客による口コミが重要。佐井村における東北通のアンバサダーを育む取り組みは、他の地域でも欠かすことができないだろう。それは、モノからコトへと移行するインバウンド需要を、地域に見出す上でも参考となる。インバウンド事業に取り組むならば、その第一歩は外部の目を入れることから始めてみてはいかがだろう?

出典:hanjohanjo


「ありのままのJAPAN」

この記事は非常に興味深い提言がいっぱいあります。それはまさに日常あることの「逆転の発想」だと考えれば理解しやすいかと思います。何でもない日本のいや地域の日常が、そこでしか見れない。ことが海外の人から見えるのは感動的に映るということです。雪のない国の人は吹雪でもいい体験と思うでしょう。とにかく既成概念をいったんきりはなして具体的なツアーの企画を盛り込むことと、当然、日本の良さ伝統文化にもふれていただき、そのうえでインパクトのある印象をインプット(体験)させることが、口コミで拡散させることが戦略的にはいいのではないかと思います。国内でも津軽の「地吹雪体験ツアー」が何年も継続されて集客できているわけで、津軽の人からすれば「まさか」ですよね、このような「まさか」を提言しあって議論することが必要かと思います。また海外の「インバウンド」による日本への魅力をわざわざ、人のいない観光地にもなっていない、自然、山村の景色を見るために来日しているお客様が多くいらっしゃいます。これはSNSとか友人とかの口コミで来日しているわけですが、必ずしも有名な観光地でないところを見つけて来てくれているわけです。日本列島は美しさの宝庫でありおもてなしの文化もあります。感動をおみやげにしてインバウンド効果の作戦を展開しましょう。

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