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「青森県民手帳」=限定版「こぎん刺し」模様は早くも売り切れ 豊富なカラーも好評!
青森県民手帳の2019年版が10月25日に発売された。津軽地方の伝統工芸「こぎん刺し」の模様をカバーにプリントした限定版が売り切れ状態になるなど、好調な売れ行きだ。
県民手帳は県統計協会が毎年発行。週間予定表には、その日の過去5年間の天気と最高、最低気温の平年値を掲載。月間表で旬の魚介類や野菜が分かるように工夫されている。付属の「ふるさと便利帳」には、文化施設や相談窓口の一覧、県内の行事などの生活情報がまとめられている。
19年版では新たに、月間表の下に津軽と南部地方の方言を盛り込んだり、リンゴの品種や主な温泉を紹介したりしている。計13の市や町のそれぞれの沿革を掲載しキャラクターなどをあしらった限定版もある。
都内の店舗やインターネットで全国41県の県民手帳を扱う生活雑貨販売のロフトの売り上げ数ランキングでは、青森県は15年版と16年版がトップ、17、18年版が2位と好調な販売が続いている
人気の理由は、他県にはない豊富なカラーバリエーションだという。18年版は「さばブルー」「まぐろブラック」「りんごレッド」「だけきみイエロー」「けまめグリーン」といった県産農水産物にちなんだユニークな色名を付け5色を販売。19年版では「ももピンク」と1000冊限定のこぎん刺し版を加え、18年版より1000冊多い計2万5000冊を作製した。
手帳を編集した県統計分析課の担当者は「男性が買うことが多いので、19年版は女性をターゲットにした」と話す。手帳は税込み1冊500円(こぎん刺し版は700円)で、県内の書店やコンビニ、スーパー、都内や大阪のアンテナショップなどで販売している。
県民手帳とは、それぞれの自治体が作成している手帳。地元の情報が豊富で、価格が税込み500円程度とお手頃な物が多い。県のゆるキャラのイラスト入りなど、デザイン性もあり、県外でも人気が高まっている。
中でもファンが多いのが青森県民手帳(税込み500円)。1ページ目から県内の観光名所図が広がる。
首都圏でも人気を集めてきた青森県民手帳だが、ここ2年は2位に甘んじてきた。これまでは中高年の男性がメインの購買層だったが、「女性にも使ってほしい」と18年版では5種類だった表紙の色にピンクも加えた。
さらに、県内でブームになっている伝統織物・こぎん刺しをモチーフにした表紙の限定版も発売。通常の県民手帳と比べ700円と高いが、県内ではすでに売り切れた。ロフトでもネット販売1位と上々の滑り出し。
内容も充実させた。青森方言、りんごの品種、主な温泉の紹介ページを追加したほか、各月ごとに旬の「さかな」「やさい」「くだもの」を記載した。付録の別冊「ふるさと便利帳」には、県の主な行事、道の駅一覧、県の日本一集など、これでもかと情報を詰め込んだ。
1位を奪還したい。青森を1位にしたい思いは強い。
青森県の主な日本一
▼青函トンネル 長さ53.85キロで世界最長の海底トンネル
▼白神山地のブナ天然林 青森県側1万2627ヘクタールは世界一の広さ
▼弘前公園のソメイヨシノ 1882年に植培で日本最古
▼深浦町のイチョウの木 幹周22メートルで一番大きく、樹齢約1000年
▼五所川原市のたちねぷた 高さ23メートル、重さ19トンは山車で日本最大
▼東通村の尻屋埼灯台 高さ32.82メートル、レンガ造り灯台で日本一の高さ
▼収穫量 りんご(44万7800トン、2016年)、にんにく(1万4200トン、16年)、ごぼう(4万8700トン、16年)、ながいも(5万2900トン、16年)、クロスグリ(カシスなど、11トン、14年)、あんず(1266トン、14年)
▼1世帯あたりの購入数や購入金額 生鮮魚介、カップ麺、缶チューハイ・カクテル、コーヒー飲料
出典:スポーツ報知
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