クマ出没注意:奥入瀬渓流遊歩道の一部立ち入り禁止

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クマ出没相次ぎ、奥入瀬渓流遊歩道の一部立ち入り禁止

十和田八幡平国立公園にある奥入瀬渓流の石ケ戸地区で、ツキノワグマが相次いで出没し、青森県が管理する遊歩道の一部区間を立ち入り禁止にしたことが8日、県などへの取材で分かった。

クマの出没が相次ぎ、一部区間で通行止めとなっている奥入瀬渓流の遊歩道=7日、十和田市

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多くの来訪者が集まる石ケ戸休憩所から、渓流美が人気の「三乱(さみだれ)の流れ」まで約900メートルの区間で、3日夕から通行止めとした。散策する来訪者の安全確保のために緊急避難的な措置だが、極めて珍しいケース。今後の対応ついて県観光企画課は、関係機関と情報交換しながら判断する考えだ。
 

 県などによると、6月29日から同休憩所付近でクマの目撃情報が相次ぎ、7月3日には遊歩道付近でうろついたり、木の上で休んだりしている親子のクマを観光客らが発見した。

 同休憩所付近は多くの来訪者が集まる場所。県は非常に危険と判断し、緊急的に立ち入り禁止の措置を講じた。禁止区間には目立つように注意を喚起する看板やバリケードを設置。外国人観光客にも分かるように、英語や韓国語、中国語の多言語で対応している。

 同課の沖沢進課長は「来訪者の安全を第一に考え、当面の間は立ち入り禁止とした。今週中にも関係機関と情報交換しながら、今後の対応を判断したい」と説明した。

 十和田市農林商工部の本宿貴一部長は「遊歩道をずっと通行止めにするわけにはいかない。来訪者の安全と観光振興の両面で、解除する時期を見極める必要がある」と述べた

出典:株式会社デーリー東北新聞社

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