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「ストレスが少ない」都道府県ランキング男性編【47都道府県・完全版】
働く人であれば、多かれ少なかれ誰しもストレスを抱えているもの。しかし、住んでいる地域によって、その度合いには差があるようだ。
では、住んでいる都道府県によって、実際にストレスの高さ・低さにどれほどの差があるのか。それを明らかにしたのが「ストレスオフ県ランキング2019」だ。都道府県ごとの低ストレス者と高ストレス者の割合から、ストレス度の低い都道府県を割り出している。
本調査は、一般社団法人ストレスオフ・アライアンスの参画企業である株式会社メディプラスと株式会社メディプラス研究所が実施したもの。全国の男女14万人(男女各7万人、20~69歳)を対象に、大規模インターネット調査『ココロの体力測定2019』を行い、今回はその中の全国の男性約7万人のデータから「男性」のストレスオフ県ランキングを作成した。
それでは、実際に「ストレスオフ県ランキング2019【男性版】」を見ていこう。
※集計期間は2019年3月6日~18日。都道府県ランキングに必要な数として、各県1000サンプル以上を確保し、その後人口比率(都道府県、年代、有職割合)でウエイト修正を行った。ストレスオフ指数は、厚生労働省実施の「ストレスチェック制度」(B項目)をもとに調査。集計したデータから、高ストレス(77点以上の合計)と低ストレス(39点以下)それぞれ各県の%表示(ストレスチェック指数)を作成。各県の低ストレス%から高ストレス%を引き、数値が高いほどストレスオフ県とした。
男性の「ストレスオフ県ランキング」1位は徳島県、2位は青森県がランクイン
「ストレスオフ県ランキング2019【男性版】」1位は、徳島県となった。
厚生労働省のストレスチェックテスト(B項目)を基準に算出した各県の低ストレス者(39点以下)割合から高ストレス者(77点以上)割合を引いた「ストレスオフ指数」は36.3だった。2位には青森県(ストレスオフ指数33.7、以下省略)、続いて3位には島根県(26.9)がランクインした。
割合(%)は、小数点第2位以下を省略
徳島男性の低ストレス要因は「通勤時間」にあった
今回1位になった徳島県には、どのような特徴があるのだろうか。
まず、徳島男性のストレスレベル別割合を全国の割合と比較してみると、高ストレス者割合は12.2%と、全国平均の13.8%を1.6ポイントも下回った。また、低ストレス者割合については15.1%と、これは全国平均の12.1%を3ポイントも上回る結果となった。
そんな徳島男性のストレスオフ要因を探るため、対象男性が主観で点数付けした「生活状況ストレス」13項目(0~10点)を使用。9~10点と答えた男性の割合から0~6点の割合を引き、そのマイナス値が小さいほどストレスオフであることを示すデータを作成した。その全国平均と徳島男性の数値を比較したのが下記の表だ。
このデータから、徳島男性の「通勤時間」に関するストレスが全国平均を大きく下回ることがわかった。そのほか「自由時間」「存在価値を感じられる居場所が複数ある」という項目の満足度が高かった。
通勤時間は「20分以内」が45% 3割は自由時間が3時間以上も
それでは、実際に徳島男性の「通勤時間」「勤務時間」「自由時間」はどれくらいなのだろうか。全国平均と徳島県を比較したところ、通勤時間は「20分以内」が45.4%と非常に多く、全国平均では10%存在する「2時間以上」はわずか3.0%だった。
「勤務時間」は全国平均と大きく変わらないものの、「自由時間」が1日3時間以上ある人の割合は30.1%となっている。徳島男性は、通勤時間が短いことなどから、生活時間をうまく自分の時間に使えており、比較的ワークライフバランスが取れているといえそうだ。
今回上位にランクインした都道府県は、軒並み「通勤時間によるストレス」が低く、通勤時間を読書や勉強、仕事、SNSや動画の視聴に活用することが少ないという。一方で下位の都道府県は、「通勤時間を読書やネット視聴などに活用している人が多い。そして、「よく眠れない」「疲れ目」といった症状に悩む人が多いこともわかった。
通勤時間を有効活用しようと、スマートフォンでSNSへの投稿やネットの視聴などをしている都市圏の人は少なくないだろう。しかし、これらが「眠れない」「疲れ目」といった症状をもたらし、ストレスを与えているとしたら、本末転倒だ。ストレスを感じているなと思ったら、ストレスオフ県のよいところを見習って、生活改善を心がけてみてはいかがだろうか。
(本記事は一般社団法人ストレスオフ・アライアンスからの提供データを元に制作しています)
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