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ストレスオフ県ランキング、コロナ禍も影響…1位は?
ストレスオフ・アライアンスは2020年8月25日、エンディアンと共同で「ココロの体力測定」調査を実施し、「ストレスオフ県ランキング2020」を発表した。
男性の1位は前年2位の「青森県」、女性は「鳥取県」が2年連続3度目の1位に選ばれた。
「ココロの体力測定」は、緊急事態宣言明けの7月23日~27日、20~69歳の男女各5万人、計10万人を対象にインターネットで実施。厚生労働省のストレスチェックB基準に照らし合わせ、6つの設問から回答者のストレスレベル割合を算出した。
「ストレスオフ県ランキング2020」は、男性が1位「青森県」、2位「山口県」、3位「山梨県」、4位「和歌山県」、5位「徳島県」。女性が1位「鳥取県」、2位「滋賀県」、3位「山口県」、4位「和歌山県」、5位「長崎県」。
男性1位の「青森県」、女性1位の「鳥取県」は、全国平均と比較して「低ストレス者」の割合が多く、「高ストレス者」の割合は少ない傾向にあり、「ストレスオフ指数」が青森県の男性32.6、鳥取県の女性56.2と高かった。青森県の男性、鳥取県の女性が積極的なリラックス方法は、いずれも「温泉」が最多だった。
今回の調査期間は、東京で新型コロナウイルスの陽性者数が100人台で推移していた時期にあたり、首都圏(東京・神奈川・千葉・埼玉)は「不安がほとんどいつも」が男性10.5%、女性15.6%だった。一方、1位となった青森県の男性は6.2%、鳥取県の女性は7.5%と、首都圏の半分以下。ストレスオフ・アライアンスでは「今年の特殊な社会状況化において、これもストレスオフ指数の高さの要因のひとつである可能性が考えられる」と分析している。
自粛生活への不満度に関連する項目を見てみると、全国平均と比べ青森県の男性は「自粛期間後の勤務形態」「職場や自宅の協力体制」に対する不満が少ない傾向にあった。現代人のストレスに大きな影響をおよぼしている「通勤」を含め、仕事にまつわる事柄のストレスの少なさが青森県の男性のストレスオフ県1位に貢献している可能性があるという。
2年連続3度目の1位となった鳥取県の女性は、全国平均と比較して「現在の健康状態」への不満がもっとも少なく、コロナ自粛期間で運動不足を感じている人が多かった中、体調を維持できていることを示す結果となった。恵まれた自然環境、コーヒー県として知られるコミュニケーション文化なども要因にあげられている。
◆ストレスオフ県ランキング2020 トップ10
<男性版>
1位:青森県
2位:山口県
3位:山梨県
4位:和歌山県
5位:徳島県
6位:東京都
7位:神奈川県
8位:沖縄県
9位:茨城県
10位:香川県
<女性>
1位:鳥取県
2位:滋賀県
3位:山口県
4位:和歌山県
5位:長崎県
6位:石川県
7位:広島県
8位:岐阜県
9位:愛媛県
10位:三重県