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青森の代表的工芸品「津軽塗」が、新たに県教委指定の「県技芸」に選ばれた。
漆を用いた独特の技法で知られる。優美で多種多様な文様を特徴とする津軽塗の技術が、「日本漆工史の中でも特筆すべき重要技法」と評価された。県技芸の指定は3件目。
見慣れた「津軽塗」ですが何度見ても美しい。これぞ津軽の伝統的な熟練された芸術品といえる。メイドインジャパン!
津軽地方を中心に「津軽塗」が本格的につくられ始めたのは約300年前。元禄年間(1688〜1704年)に弘前藩第4代藩主・津軽信政が、産業振興と文化の向上を図るため、他の藩から塗師を招き入れて得た技術が元とされる。
また、今回の県技芸指定に併せ、「津軽塗技術保存会」(岩谷武治会長)が「保持団体」に認定された。2001年に津軽塗職人らが技術や品格の保存と向上を目的に設立した同会は、県重宝に指定されている津軽塗作品に用いられた技法の解析や再現に尽力。11年からは後継者の育成などにも取り組む。
この他、歴史資料の県重宝に八戸市立図書館所蔵の「遠山家日記」が指定された。江戸時代の八戸藩士・遠山家当主が書き始め、大正時代まで127年間にわたって代々書き継がれてきた内容が、「八戸藩の政治や経済、社会の動きを知る重要な資料」と認められた。
津軽塗は三百余年の歴史を有する堅牢優美な漆器で、その創始は寛文年間の頃津軽藩において、産業開発のために興されたものと云われております。
漆液の塗り・研ぎ・磨きは38~48回にも及び、俗に『馬鹿塗』とも称されるほど膨大な手間と時間を惜しみなく注ぎ込まれるため、ものによっては、一作品の完成まで実に3~6か月を要します。
津軽を代表する伝統工芸品として、また、日々を彩る実用品として、地域を超えて、多くの人に愛され続けています。
津軽塗の代表。穴の開いたへらで、漆の斑点模様をつけ、色漆を重ね、その色漆の研ぎ出した色彩豊かな抽象紋様。「唐」とはすぐれたものの意味。
菜種の実を蒔いて小さな輪紋を作り、その上に色漆を塗り込み、輪紋を研ぎ出した小紋風の粋なパターン。 模様が魚の卵(ななこ)に似ていることからななこ塗りと呼ばれています。
黒漆で模様を描き、全面に籾殻の炭粉を蒔いてから研ぎ、つや消しの黒地に漆黒の模様を浮き出した渋くてモダンな塗り。他の地域の漆器には見られない、津軽塗り独自の技法です。
ななこ塗の地に、古典的な唐草や紗綾型模様を書き込んだ華やかで、風格ある図柄。津軽塗四技法の中では最も新しく華やかな漆の技法です。
「遠山家日記」
この他、歴史資料の県重宝に八戸市立図書館所蔵の「遠山家日記」が指定された。江戸時代の八戸藩士・遠山家当主が書き始め、大正時代まで127年間にわたって代々書き継がれてきた内容が、「八戸藩の政治や経済、社会の動きを知る重要な資料」と認められた。
やっぱりいいな青森は!伝統、文化、芸術、自然、世界に誇れるものがいっぱいある。メイドインジャパン!
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