高校野球春季東北大会 青森山田が逆転V

青森山田が逆転V 光星との30年ぶり青森対決制す

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八戸学院光星との30年ぶり青森山田が逆転V 青森対決制す

おめでとう青森山田!

八戸学院光星もよくがんばった。

高校野球春季東北大会:青森山田8-6八戸学院光星8日決勝

<福島・あづま球場>

 青森山田が7年ぶり4度目の春の東北王者の座に就いた。初回の5点先制をひっくり返された青森山田は、1点を追う8回2死一、三塁から主将の2番斉藤大祐内野手(3年)が中越えに逆転の2点三塁打。さらに1点を加え、八戸学院光星との30年ぶりの青森勢決勝を制した。打線に厚みを増して夏の青森大会(7月9日開幕)に弾みをつけた。

青森山田が逆転V 光星との30年ぶり青森対決制す

スタンドの保護者らにガッツポーズする青森山田の選手ら(8日、福島市の県営あづま球場で)=市原佳菜子撮影

ひと皮向けた青森山田打線が、勝負どころの8回に鮮やかに逆転した。「後ろにつなぐ、その意識でした」と振り返る斉藤主将が逆転の2点三塁打。続く3番内山昂思(こうし=2年)の左前打で2点差に広げ、7年ぶりの優勝をたぐり寄せた。佐藤伸二監督(42)は「このチームは本当に粘り強い」とたたえた。

エース右腕の小野雅登(3年)が打撃の好調さを買われ、5月の青森県大会途中から4番に座る。この日は前日7日の一関学院(岩手)との準決勝で延長12回を投げ抜き、ベンチスタート。その夜、佐藤監督は「小野なしで勝ってみろ」と、選手にハッパをかけていた。それに応え、初回にいきなり5点を先制。投手陣が6回に同点にされ、7回から3番手で登板した小野が勝ち越し点を許したが、打線がカバーした。


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今大会、エースで4番の小野の負担を減らすことが、夏への1つのテーマだった。準決勝では初めてタイブレークを経験した。延長10回から点を取られては追いつき、12回に1番水木海斗(3年)が逆転サヨナラ二塁打。大黒柱に頼ることなく、決勝も他の選手が活躍した。斉藤主将は「小野1人では勝てないので。チームには大きいと思う」と胸を張った。

過去95、05、08年の3度の優勝は、すべて直後の夏の青森大会を制して甲子園に出場している。小野は「そうなんですか。気持ちを緩めることなく、満足せずにやっていく」と、驚きながらも気を引き締めた。投手陣は2番手以降にまだ課題を残すが、佐藤監督は「打線はいい自信になってもらえれば」と言った。大きな収穫を手にして、夏のV率は100%。春の東北王者に好材料が増えた。【久野朗】

出典:日刊スポーツ

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