青森・2016年度「地域創造大賞」（総務大臣賞）は八戸「はっち」が選ばれた！

地域における創造的で文化的な表現活動のための環境づくりに特に功績のあった公立文化施設に贈られる2016年度「地域創造大賞」（総務大臣賞）に9日、青森県八戸市の八戸ポータルミュージアムはっちが選ばれた。

まちなか文化施設の新たなあり方を提示したことが評価された。

　同館は中心市街地活性化を担う観光・交流・創造拠点として11年に開館。シアター、ギャラリー、観光物産スペース、食やものづくりのスタジオ、子育て支援の場などを設け、食・文化・人など八戸の魅力を発信する催しを展開。「人の流れを呼び戻し、まちなか文化施設の新たなあり方を提示した」とされた。

同大賞は、一般財団法人地域創造（東京）が主催。04年度から始まり、15年度までに国際芸術センター青森（08年、青森市）、十和田市現代美術館（13年、十和田市）の県内2施設を含む95施設が受賞。本年度は全国41施設が応募し、はっちを含む8施設が選ばれた。

佐々木結子館長は「地域の資源を大事に想いながら新しい魅力を作り出す－を事業コンセプトに中心市街地と市全体の活性化に取り組んできた。今後も八戸の文化発信や創造拠点としての役割を果たしたい」とコメントした。