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青森県板柳町は、同町特産のりんごを使ってギネス世界記録に挑戦するイベントを12月11日(日)に開催。
挑戦する内容は「Longest relay of people feeding each other(リレー形式で食べさせ合った最多人数)」で、「りんごまるかじり条例」を制定している同町特産のリンゴを参加者1200名が順に食べさせ合い、ギネス世界記録の達成を目指した。
リンゴを食べさせ合うリレーに挑戦した参加者たち。一人一人が手を使わずリンゴを一口食べた 青森・板柳でギネス世界記録に挑戦 リンゴを食べさせ合うリレー(2016-12-12)
青森県板柳町では年間約4万トンもりんごが収穫できる
「Longest relay of people feeding each other(リレー形式で食べさせ合った最多人数)」というギネス世界記録に挑戦した同イベント。リンゴの生産地として、品質の安全を町全体で管理する「りんごまるかじり条例」を制定している板柳町は、同町産のリンゴを使って挑戦した。
リレーは、一列に並んだ参加者たちが次の参加者に半分に切ったリンゴを一口食べさせていくというもの。参加人数は1101人となり、現在のギネス世界記録であった1026人を上回った。
ギネスワールドレコードリミテッド(英国ロンドン)から招へいしたギネス世界記録公式認定員の合図とともに始まった今回の挑戦は、自分の手を使ってリンゴを食べたという違反を犯し、2度失敗。3回目の挑戦はルール違反があったとしても最後まで執り行うことになった。
10時に始まった挑戦は、全員が食べ終わるまでに1時間30分以上が経過。「手を使わないで」「慌てないで」といった呼び掛けを徹底し、会場内は緊張感に包まれていたが、最後の参加者がリンゴを口にすると、自然と拍手が沸きあがった。
記録を塗り替える1027人目にリンゴを食べさせたのは、五輪女子マラソン代表で同町出身の福士加代子さんだった。福士さんは「緊張しました」と振り返る。
審査発表では、ギネス世界公式記録への認定が決まると、会場からはこの日一番の大きな拍手と歓声が上がった。ギネス認定書を受け取った板柳町の成田誠町長は「『リンゴの里』として、リンゴを国内だけでなく、世界にも発信することができた」と笑顔を見せた。
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