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若年層の野球傷害の防止などをテーマにシンポジウムで元巨人投手の桑田真澄氏らが、野球指導と医療の在り方について意見を交わした。
青森県弘前市プロ野球一軍戦誘致実行委員会(会長・葛西憲之市長)と弘前大学大学院医学研究科整形外科学講座主催の「東北野球フォーラム2016」が10日、2日間の日程で同市で開幕した。初日はヒロロで開催。
投球フォームを披露しながら「型にはまった指導法は弊害が大きい」と訴える桑田氏(右)
シンポジウムには北東北の野球指導者や医療関係者ら約200人が参加。桑田氏のほか、野球肘検診を指導している東北労災病院の黒川大介氏、弘大大学院医学研究科の石橋恭之氏、弘前市職員で社会人野球チーム弘前アレッズ監督を務める元日本ハムの今関勝氏らがパネリストを務めた。
今関氏は、弘前市の2015年の少年野球人口が約430人と、10年前の約1100人から激減した現状を報告。石橋氏は、野球人口の減少とドーム型練習場の整備などにより「地方ほど若年層の野球肘の重症化が多い」と述べた。
黒川氏は、肘の異状は早期発見で治癒率が大きく改善するとし「痛みが発症する前に野球肘検診を励行して」と提唱。桑田氏は「現代はスポーツ医学が発達している。昔のようなイメージ先行の型にはまった投球指導をせず、画像やデータを分析し一人一人に適した指導を心掛けてほしい」と強調した。
2日目の11日は、岩木山総合公園体育館で野球肘検診の実演と、同市出身で西武の外崎修汰選手のトークショーを行う。
出典:どうしん
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