田舎館の田んぼアートが初の中止:2020年4月2日

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田舎館の田んぼアートが初の中止:2020年4月2日

青森県田舎館村と同村むらおこし推進協議会は2020年4月2日、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、今年の田んぼアート関連イベントを全て中止すると発表した。中止は1993年の開始以来初めて。

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 同日開いた同協議会の臨時会議で決めた。田植え体験ツアーを含む村内2カ所での田んぼアート制作を取りやめ、6~10月に予定していた田んぼアートの観覧も行わない。4月25日~5月6日に公開予定だった石アートも中止する。

 同協議会事務局長の工藤修市・村企画観光課長は「縮小してでも開催しようと直前まで動いてきたが、観覧で使用するエレベーターなどを介して、村民や観光客、村職員などに感染が拡大するおそれがあり、中止せざるを得ない。とても残念」と話した。

 田んぼアートは毎年6~10月ごろに観覧することができ、近年の観覧者は20万~30万人台を数え、国内外に広く知られるイベントに成長した。

 今年は、第1田んぼアート会場(村役場東隣)では名画2作品による「モナリザと湖畔」、第2田んぼアート会場(道の駅いなかだて)では人気アニメ「エヴァンゲリオン」をそれぞれ制作予定だった。

 第2会場があり、観覧期間は特ににぎわいを見せる道の駅いなかだての佐藤一衛(いちえ)支配人は「中止はしょうがないが、期間中は大型バスなどでの県外からの観光客が多いので、土産品などの販売にはかなりの打撃になる」と話した。

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