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北海道新幹線開通で再び注目される青森県で、来月から体験型ツアーが始まる。
青函連絡船メモリアルシップとして青森港に係留されている八甲田丸の「船内探検」と、津軽海峡海面下140メートルの青函トンネルの「体験坑道」
いずれも中高年の郷愁と冒険心をくすぐるもので、夏休みの旅行にはいいかと思います。
「探検ツアー」はキャンペーン期間中の7月から9月まで、土日限定で開催される。
午前10時、午後1時30分、同3時30分の1日3回制で、青函連絡船の元船長や機関長、事務長がガイドとして同行。時間は90分で料金は1000円(館内観覧料含む、要予約)。
八甲田丸の車両甲板から船底部に下りる急階段は、人1人が通れるほどの幅で薄暗い。隣室への入り口も高さ1メートルほどの所があり、腰をかがめて何とか通過。案内役のスタッフから「頭と足元に気をつけてください」と注意を受けた。
JRグループと地域が一体となった「青森県・函館デスティネーションキャンペーン」の目玉となりそうな「八甲田丸船内探検ツアー」。
これまでエンジンのある第1主機室のみ入ることができた船底部が探検場所で、推進機関操作盤のある総括制御室や船員居住区などが初公開される。八甲田丸は歴代の青函連絡船55隻中、最長の23年7か月間就航。1988年3月の最終航行船だっただけに「すばらしい日々をありがとう」などクルーの思いが詰まった落書きが目に留まった。
青函連絡船は60~70年代の最盛期に貨車48両と乗客1200人を載せ、貨物専用船を含めて1日30往復した。ツアーのガイドを務める元船長の北山榮雄(まさお)さん(79)は「安全と正確な運航が役目で、貨車の出入りなどには気を使った。船員たちは一生懸命、頑張っていたね」と振り返った。
出典:スポーツ報知