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弘前の会社「トップ・スターズ」がさびない塗料を「香川大学工学部」と共同製造!
青森県弘前市の建設、化粧品製造・販売業「トップ・スターズ」(鶴ケ谷伸子代表取締役)は、香川大学工学部(香川県)と共同で、金属鉄をさびさせない塗料を製造し、全国販売に乗り出している。海水の飛散などに伴う金属鉄の塩害が多い青森県での使用に適し、鉄筋の経年劣化対策など防災の観点からも有益。同社は「製品の販売を通じ、地域の活性化につなげたい」と期待を寄せている。
金属鉄は酸素と水が反応することで赤さびが発生、腐食が進行する。一般的な塗料は金属鉄に塗ることで酸素と水を遮断しさびの発生を防ぐが、塗料が剥がれたり、金属部が露出すると腐食が進むという。
この商品はあらゆる分野で応用が可能だと思います。実際に見てみたいと思いました。お値段も手ごろな価格で企業、個人でも使ってみたいものです。
今後とも注目していきたいと思います。
今回、共同製造した塗料は、香川大学工学部の掛川寿夫教授(生命環境科学)が開発した防(ぼう)錆(せい)剤「EML」を配合。掛川教授によると、EMLには、金属鉄をプラチナや金などの貴金属のように「さびさせない」性質に変化させる特徴があるという。同社営業担当の蒔苗亮さんは「車の場合、下塗り材として使用すると一番効果がある」と一例を挙げる。
掛川教授は、加齢を防ぐ「アンチエイジング対策」として、皮膚の炎症や老化を抑制する成分ILG(イソリクイリチゲニン)配合の化粧品開発なども手掛けた。化粧品製造の過程でEMLの存在を聞きつけた同社が塗料の製品化を打診、全面協力を得た。
EML配合塗料について、掛川教授は、海水の飛散や融雪剤などの使用によって車や構造物にさびが生じやすい青森県特有の実情に効果がある-と紹介。さらに、老朽化が進んだ建物や橋梁(きょうりょう)、トンネルなどで、鉄筋腐食に伴う事故が相次ぐ国内の状況にも触れ、「日本車の革新的な防錆技術開発、そして国土強(きょう)靱(じん)化に向け、これらの課題を解決できる技術としてEML配合塗料は重要になる」と強調する。
鶴ケ谷代表取締役は「防災に重点を置いて、安全に暮らせる社会に向けたモノづくりを第一に考えている。そして、地域活性化。青森から日本、日本から世界に発信できる商品を作り続けたい」と展望を語った。
これからが日本中がどう変わっていくか楽しみです。また世界からも注目されるのも時間の問題かとおもいます。
出典:河北新報
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