津軽鉄道サポーターズクラブ

(高瀬英人会長)は津鉄と協力し、津軽中里駅(青森県中泊町)にある「転車台」の復活プロジェクトに着手する。直径約12メートルで、回転して機関車の進行方向を反転させるが、1988(昭和63)年ごろを最後に使用されていない。

クラウドファンディング

転車台を回す体験イベントを企画し、観光客を呼び込みたい考えだ。工事費など約80万円を調達するため、インターネットを通じて資金を調達する「クラウドファンディング(CF)」を活用する。

津軽中里駅の転車台復活

津軽中里駅の転車台復活に取り組むことにした。工事では、観光客が人力で回すためのレバーを取り付ける予定で、5月中旬ごろには体験イベントを開催したいという。

転車台は今まで眠っていた宝

津鉄の澤田長二郎社長は「転車台は今まで眠っていた宝。観光客を呼び込むためには資源の見直しが必要で、復活への取り組みはありがたい」と話す。

沿線住民と観光客が転車台を活用

高瀬会長は「沿線住民と観光客が転車台を囲み、盛り上がるようにしていきたい」と張り切っている。募集期間は18日から2月末まで。問い合わせは同クラブ事務局(電話0173(34)9022)へ。

全国規模のCF支援サイト「CAMPFIRE」で資金を募集。

3千~10万円の7種類から希望するコースを選択してもらう。金額に応じ、津鉄の協力を得て、実際に使用した枕木やレール(約1メートル)などを贈るほか、資金提供者の氏名を記載したヘッドマークの列車を運行する。

出典:どうしん