日本のクルーズ市場を開放した立役者が語る「プリンセス・クルーズ」!

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船旅の新しい形=「豪華客船」で日本各地を巡るクルーズが活況を呈している。

国土交通省によると、2017年の国内港湾へのクルーズ船の寄港回数は2765回(前年比37%増)。きっかけは2013年、米国に本社を置くプリンセス・クルーズが、外航クルーズ会社として初めて日本周遊の専用客船を就航させたことに始まる。国際色豊かな船内、オリジナルのサービス、そしてリーズナブルな料金設定。旅行業界にも利用者にも衝撃を与えたプリンセス・クルーズは、”黒船”とも例えられた(実際の船の色は白だったが)。

ダイヤモンド・プリンセス(c)プリンセス・クルーズ


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ディアナ・オースティン氏は、プリンセス・クルーズが日本市場に進出する最終決断をした当時の責任者の一人だ。その決断がなければ、日本のクルーズ市場に新しい時代が来るのは遅れていたかもしれない。同社のグローバル展開を指揮してきた彼女はこの春、世界12カ所のオフィスを統括するチーフ・コマーシャル・オフィサー(CCO)に就任。来日したオースティン氏に、日本市場での成功の理由や将来の展望などを聞いた。

「日本においての輝かしい未来を確信している」と語る、プリンセス・クルーズCCOのディアナ・オースティン氏

国際的な雰囲気と日本向けのサービスを両立

――日本市場へのチャレンジを決めた際、成功する見込みはあったのですか?

その当時、世界の他の地域で当社のクルーズをご利用いただいた日本人の乗客の方々からは、高い評価をいただいていました。そういったことを背景に、日本の休暇の長さや平均収入レベルなどのさまざまな要素を検討し、私どもが提供できるサービスへの潜在需要を見通して、2013年に客船「サン・プリンセス」を投入する決断をしました。さらに、日本の旅行会社とは非常に良い関係を築くことができ、ご協力を得ることができたのも要因の一つです。

――競合他社も次々と日本に参入していますが、プリンセス・クルーズが支持されている理由や強みは何でしょうか?

まず大きな特徴としては、国際的でプレミアムなクルーズラインであることが挙げられます。乗船されるお客様も国際色豊かですし、働いている乗務員も非常に多国籍です。お客様や乗務員が醸し出す独特のインターナショナルな雰囲気が船上に漂っていて、海外の方も日本人のお客様も、お互いに交流することを楽しみにしておられます。その点が、他のクルーズ会社にない強みだと思います。

それと同時に、2014年から日本発着クルーズを運航している「ダイヤモンド・プリンセス」では日本人のお客様向けに、言葉の不安なくクルーズをお楽しみいただけるよう、日本語のサービスをご用意しています。本格的な寿司(すし)が食べられるレストランを完備しているほか、オーシャンビューの日本式大浴場も日本の方だけでなく、海外のお客様にも人気を集めています。

(左から)アジア太平洋地区のコマーシャル・オペレーションを担当するスチュアート・アリソン氏、オースティン氏、前任者のアンソニー・H・カウフマン氏、日本オフィスであるカーニバル・ジャパンの堀川悟社長

初めてクルーズに乗った利用客から高評価

――他の地域と比べて、日本のクルーズ市場にはどんな特徴がありますか?

お客様の年齢層は多岐にわたっているのですが、シーズンによって少し違いがありますね。夏の時期はファミリーの方が多く、それ以外の期間はアクティブシニアと呼ばれる層の方々が多く見られる傾向にあります。

――日本のクルーズ人口は欧米よりもはるかに少ないです。今後どれだけ増える可能性があり、御社としてどう取り組んでいきたいですか?

日本のクルーズ市場は非常に大きな可能性を秘めていると、私たちは考えています。日本の方々が休暇をクルーズで過ごすことにまだ慣れていないという点は否めませんが、初めてクルーズをご利用いただいたお客様の顧客満足度は、非常に高いという傾向が見られます。価格に関しても、料金の中に食事、宿泊、移動、エンターテインメントなどさまざまなものが含まれていますので、結果的にコストパフォーマンスが良いという評価をいただいています。

もちろん当社としても、日本市場向けの投資は継続して実践します。特に、新しい寄港地を今後も開拓していきたいと思っています。また、光栄なことに、2019年に実施されるJTBの世界一周クルーズで、パートナーとして当社の客船「サン・プリンセス」を選んでいただきました。

――2019年の日本発着クルーズの商品が発表されました。さらに将来に向けて、どのような戦略を考えておられますか?

2020年以降の計画はまだ最終段階には至っていませんが、アジア地域、そして日本において、大きな成功をもたらす可能性があると考えています。グループ(10のクルーズブランドを傘下に持つカーニバル・コーポレーション)としても、一度クルーズを経験していただいた方にその良さを理解していただき、他のデスティネーションでもクルーズを利用していただくという形で、グループ全体でのお客様の開拓を一つの戦略として考えています。

――昨年は日本でのクルーズに乗船されたそうですね。

寄港地にはそれぞれ特色があり、家族も日本を巡るクルーズを大変楽しんでいました。個人的に印象に残っているのは青森です。寄港時は「青森ねぶた祭」が開催されており、街中は活気に満ちあふれ、祭りに声援を送ったり、初めて会う方々と一緒に写真を撮ったりして、非常に楽しい思い出ができました。

このクルーズでは、日本の文化に触れることができ、各地で歓迎していただいた日本の方々の温かさに感激しました。乗船中も日本のお客様とは、言葉のコミュニケーションは完全ではないかもしれませんが、お互いに通じるものがあり、個人的なつながりも感じることができました。ある高齢の女性の方からは、お別れの際に、折り紙の鶴を折って私の子どもたちにプレゼントしていただき、非常に感動したことを覚えています。そんなすてきな出会いがあるのもクルーズならではの魅力だと思います。

プリンセス・クルーズは4月12日、横浜と神戸を母港とする「ダイヤモンド・プリンセス」の2019年の日本発着クルーズを発表した。既に発売されている第1シーズンに続き、同年11月以降の第2シーズンは6月1日に詳細を発表され、早期予約割引などのキャンペーンが用意されている。

■プリンセス・クルーズ 2019年日本発着クルーズ

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2019年 日本発着クルーズ

発着地 下船地 コース名・期間 (年の記載のない日付は2019年)
横浜 横浜 輝く春の三河・大阪・土佐・伊勢と韓国 9日間 3月26日(火) 4月3日(水)
横浜 横浜 春めく名城の地めぐりと伊勢・韓国 9日間 4月3日(水) 4月11日(木)
横浜 横浜 陽春の日本周遊と韓国 9日間 4月11日(木) 4月19日(金)
横浜 横浜 麗しの春・韓国と東北 9日間 4月19日(金) 4月27日(土)
横浜 横浜 ゴールデンウィーク ショートクルーズ!
長崎と韓国 6日間
4月27日(土) 5月2日(木)
横浜 神戸 ゴールデンウィーク ショートクルーズ! 5日間 5月2日 (木) 5月6日(月)
神戸 神戸 新緑の九州 名湯の地めぐりと韓国 6日間 5月6日(月) 5月11日(土)
神戸 神戸 夏をさきどり!沖縄・台湾 リゾートクルーズ 8日間 5月11日(土) 5月18日(土)
5月25日(土) 6月1日(土)
6月8日(土) 6月15日(土)
神戸 神戸 風薫る四国と広島・宮崎・韓国 8日間 5月18日(土) 5月25日(土)
神戸 神戸 初夏の四国・九州と韓国 8日間 6月1日(土) 6月8日(土)
神戸 神戸 幕末・明治維新ゆかりの地と韓国 6日間 6月15日(土) 6月20日(木)
神戸 神戸 初夏の北前航路と韓国 9日間 6月20日(木) 6月28日(金)
神戸 横浜 気軽にショートクルーズ 四日市と韓国 6日間 6月28日(金) 7月3日(水)
横浜 横浜 沖縄・台湾リゾートクルーズ 9日間 7月3日(水) 7月11日(木)
7月19日(金) 7月27日(土)
11月4日(月) 11月12日(火)
横浜 横浜 北海道周遊とサハリン 9日間 7月11日(木) 7月19日(金)
9月1日(日) 9月9日(月)
横浜 横浜 ねぶた祭に沸く 青森と石巻・函館・ウラジオストク 9日間 7月27日(土) 8月4日(日)
横浜 横浜 日本の夏!竿燈・ねぶた・よさこい・
阿波おどりに沸く周遊クルーズ・韓国 12日間
8月4日(日) 8月15日(木)
横浜 横浜 熊野大花火と夏の日本南国めぐり 9日間 8月15日(木) 8月23日(金)
横浜 横浜 日本巡拝の地めぐりと韓国 10日間 8月23日(金) 9月1日(日)
9月23日(月) 10月2日(水)
横浜 横浜 日本三景の地めぐりと函館・韓国 10日間 9月9日(月) 9月18日(水)
横浜 横浜 気軽にショートクルーズ 長崎と韓国 6日間 9月18日(水) 9月23日(月)
10月2日(水) 10月7日(月)
10月30日(水) 11月4日(月)
横浜 横浜 秋の東南アジア大航海 16日間 10月15日(火) 10月30日(水)

お得な早めのお申し込みでとっておきの上質な船旅をお楽しみください。

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http://www.princesscruises.jp/campaign/ebd2019/

出典:朝日新聞デジタル

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