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青森県立美術館で「特集・わたしの中の樹木希林」と題して特集上映される。
上映期間:2018年10月5日~8日
2018年9月15日、樹木希林さんが逝去されました。心よりご冥福をお祈りします。 |
15日に75歳で死去した俳優の樹木希林さんが出演した映画の特集上映が来月5~8日、青森市の青森県立美術館で「特集・わたしの中の樹木希林」と題して開かれる
ハンセン病の元患者役で主演した「あん」のほか、「夢の女」「歩いても 歩いても」など計8作品。6日には「あん」の河瀬直美監督を迎えたトークショーが予定されている。
1日4作品を上映し、トークショーのある6日は前売り1500円、他の日は前売り1200円。当日券はそれぞれ200円増し。プログラムの詳細で。申し込みは同館(017・783・5243)まで。
あなたは、わたしの“誰か”に似ている-
10月5日(金)~8日(月・祝)の4日間に「特集・わたしの中の樹木希林」と題し、国民的女優・樹木希林さんの出演作品を特集上映します。
多くのテレビドラマやコマーシャルでお茶の間の人気を集めてきた樹木希林さんは、その独特な個性を映画界でも遺憾なく発揮し、大林宣彦・鈴木清順・岡本喜八・森田芳光・市川準・是枝裕和・河瀬直美をはじめとした多くの名監督の作品に出演してきました。抜群のコメディセンスと時に放つ冷徹さを合わせ持ちつつも、誰の心の中にも存在する“いつか出会ってきたような誰か”を思わせるような女性像を人なつこく人間味にあふれた演技で常に表現してきました。
上映作品は、主人公を陰ながら支える女性を演じた『夢の女』や『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』、差別と向き合いながらもしっかりと生きていく女性を演じた主演作品『あん』、ナレーションを務めたドキュメンタリー作品『ずっと、いっしょ。』『人生フルーツ』など計8作品で、10月6日(土)には、『あん』の河瀬直美監督を迎えての《ゲストトーク》を開催します。
プログラムの詳細
上映作品
『神様のくれた赤ん坊』(1979年・前田陽一監督)
『夢の女』(1993年・坂東玉三郎監督)
『39-刑法第三十九条-』(1999年・森田芳光監督)
『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』(2007年・松岡錠司監督)
『歩いても 歩いても』(2007年・是枝裕和監督)
『ずっと、いっしょ。』(2014年・豪田トモ監督)
『あん』(2015年・河瀨直美監督)
『人生フルーツ』(2016年・伏原健之監督)
上映スケジュール
10月5日(金)
10時45分 『夢の女』
13時30分 『神様のくれた赤ん坊』
15時20分 『39-刑法第三十九条-』
17時55分 『ずっと、いっしょ。』
10月6日(土)
10時00分 『歩いても 歩いても』
12時50分 『あん』
14時45分 ゲストトーク(ゲスト:河瀬直美監督)
16時05分 『人生フルーツ』
17時55分 『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』
10月7日(日)
10時00分 『ずっと、いっしょ。』
12時55分 『歩いても 歩いても』
15時05分 『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』
17時45分 『夢の女』
10月8日(月・祝)
10時00分 『神様のくれた赤ん坊』
12時30分 『人生フルーツ』
14時20分 『あん』
16時35分 『39-刑法第三十九条-』
■10月6日(土)は、樹木希林さんが主演した『あん』の河瀬直美監督を迎えゲストトークを開催!(当日有効の「1日券」または「通し券」でご観覧可能です)
※開場は各日初回上映の10分前となります
会場
青森県立美術館シアター(全席自由)
料金
以下の3種のチケットを販売いたします。
- 1日券
上映日指定で当日の全作品をご覧いただけます。当日200円増し。(10月6日はゲストトークも観覧可能)
10月5日、7日、8日上映 前売1,200円
10月6日上映 前売1,500円1日券販売プレイガイド
ローソンチケット(Lコード:21437)/成田本店しんまち店/青森県立美術館ミュージアムショップ/ヒロロ/ELMインフォメーション/イオンモールつがる柏インフォメーション
※プレイガイドでの販売期間は、各上映日の前日までとなります。
※プレイガイドでの「ラスト1本券」「通し券」の販売はありません。 - ラスト1本割引
上映日指定で各日の最終回上映のみご覧いただけます。事務局予約・当日受付のみで販売。(10月6日ゲストトークは観覧いただけません)
500円 - 通し券
期間中の全上映をご覧いただけます。事務局予約のみでの販売。(10月6日はゲストトークも観覧可能)
前売のみ販売 2,000円均一
事務局チケット予約
事務局へのEメール・電話・FAXにて、チケットのご予約が可能です。
以下の内容をお伝え下さい。
■予約者の氏名・連絡先(電話・FAX・メールアドレスいずれか)
■希望の上映日・券種・購入枚数
※予約受付は、各上映前日の17時まで。(通し券は10月6日の17時まで)
※個人情報は厳重に管理し、本上映会以外の目的では使用いたしません。
チケット予約 お申し込み先
青森県立美術館パフォーミングアーツ推進実行委員会 事務局
電話:017-783-5243(平日9時~17時)
FAX:017-783-5244
Eメール:eiga@aomori-museum.jp
上映作品詳細
『神様のくれた赤ん坊』
1979年/91分/カラー/35mmフィルム上映
監督:前田陽一
出演:桃井かおり、渡瀬恒彦、吉幾三、樹木希林 他
小夜子(桃井かおり)と晋作(渡瀬恒彦)の前に、見知らぬ女(樹木希林)が現れ、ひとりの少年を押し付け立ち去る。少年の母からの手紙には、父親として晋作をはじめ5人の男の名があり…。
上映:10/5(金)13:30 / 10/8(月・祝)10:00
『夢の女』
1993年/98分/白黒/35mmフィルム上映
監督:坂東玉三郎
出演:吉永小百合、永島敏行、佐々木すみ江、樹木希林 他
明治末期、父の病気と借金のため花魁となったお浪(吉永小百合)。お浪は娘が里子先でひどい仕打ちを受けていると聞き、店のお松(樹木希林)の知恵を借り、娘を引き取ることにするが…。
上映:10/5(金)10:45 / 10/7(日)17:45
『39-刑法第三十九条-』
1999年/133分/カラー/35mmフィルム上映
監督:森田芳光
出演:鈴木京香、堤真一、岸部一徳、樹木希林 他
殺人事件の容疑者・柴田(堤真一)は罪を認めているが殺意は否認していた。国選弁護人(樹木希林)は被告の精神鑑定を請求、小川香深(鈴木京香)も助手として司法精神鑑定に参加するが…。
上映:10/5(金)15:20 / 10/8(月・祝)16:35
『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』
2007年/142分/カラー/35mmフィルム上映
監督:松岡錠司
出演:オダギリジョー、樹木希林、内田也哉子、松たか子 他
憧れの東京に出て美大生になったボク(オダギリジョー)。故郷のオカン(樹木希林)の励ましと援助により大学はなんとか卒業したものの、就職もせず、借金を重ね暮らす日々が続き…。
上映:10/6(土)17:55 / 10/7(日)15:05
『歩いても 歩いても』
2007年/114分/カラー/35mmフィルム上映
監督:是枝裕和
出演:阿部寛、夏川結衣、樹木希林、原田芳雄 他
ある夏の終わり。良多(阿部寛)は再婚したての妻(夏川結衣)と連れ子とともに実家に向かった。実家に着き、母(樹木希林)や父(原田芳雄)らと食卓を囲み、思い出話に花を咲かせるが…。
上映:10/6(土)10:00 / 10/7(日)12:55
『ずっと、いっしょ。』
2014年/122分/カラー/ブルーレイ
監督:豪田トモ
ナレーション:樹木希林
2010年製作のドキュメンタリー『うまれる』のシリーズ続編。“最愛の妻を失った事実に向き合う夫”や“重篤な障がいを持つ子を育てる夫婦”など3家族をとおし「家族の絆とは何か」を問う。
上映:10/5(金)17:55 / 10/7(日)10:00
『あん』
2015年/113分/カラー/ブルーレイ
監督:河瀬直美
出演:樹木希林、永瀬正敏、内田伽羅、市原悦子 他
どら焼き屋の雇われ店長・千太郎(永瀬正敏)のもとに、求人の張り紙を見たという徳江(樹木希林)がやってくる。彼女の勢いに負け粒あん作りを任せたところ、評判となり店は繁盛するが…。
上映:10/6(土)12:50 / 10/8(月・祝)14:20
『人生フルーツ』
2016年/91分/カラー/ブルーレイ
監督:伏原健之
ナレーション:樹木希林
ニュータウンの片隅で暮らし、互いを「さん付け」で呼び合う建築家とその妻。細やかな気遣いと工夫に満ちている日々の暮らしをとおして、本当の豊かさとは何かを思索するドキュメンタリー。
上映:10/6(土)16:05 / 10/8(月・祝)12:30
樹木希林プロフィール
樹木希林 きききりん 女優
東京都生まれ。芸名“悠木千帆”としてデビュー。演出家・久世光彦らと組み、多くのTVドラマに出演し人気を集め、その強烈な個性から独自の地位を確立していく。『殿方御用心』(1966)で映画初出演。1977年、TVのオークション番組にて芸名を売却。以後“樹木希林”に改名した。その後は『夢の女』(1993)など吉永小百合主演作に出演を重ねたほか、大林宣彦・鈴木清順・市川準・森田芳光・河瀨直美など名だたる監督が彼女を起用した。是枝裕和監督『歩いても 歩いても』(2007)ではナント三大陸映画祭最優秀女優賞を受賞。ほかにも各出演作で作品に彩りと暖かみを与えて続けている。2008年に紫綬褒章、2014年には旭日小授章を受章。
ゲストプロフィール
河瀬直美 映画監督
生まれ育った奈良を拠点に映画を創り続ける。一貫した「リアリティ」の追求はドキュメンタリーフィクションの域を越えて、カンヌ国際映画祭をはじめ、世界各国の映画祭での受賞多数。世界に表現活動の場を広げながらも故郷奈良にて、2010年から「なら国際映画祭」(9月20日-24日開催)を立ち上げ、後進の育成にも力を入れる。11月23日よりパリ・ポンピドゥセンターにて、大々的な河瀬直美展が開催予定。映画監督の他、CM演出、エッセイ執筆などジャンルにこだわらず表現活動を続けている。
公式サイト www.kawasenaomi.com
公式Instagram @naomi.kawase
主催等
主催:青森県立美術館パフォーミングアーツ推進実行委員会/青森県立美術館
共催:青森県立美術館サポートシップ倶楽部
助成:芸術文化振興基金
予約受付・お問い合わせ先
青森県立美術館パフォーミングアーツ推進実行委員会 事務局
電話:017-783-5243(平日9時~17時)
FAX:017-783-5244
Eメール:eiga@aomori-museum.jp
出典:青森県立美術館
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