青森ねぶた、全米に発信！１１月ハリウッドでパレード初参加

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世界の青森ねぶたハリウッドデビュー「クリスマスパレード初参加」

青森ねぶたが11月下旬、米ロサンゼルス・ハリウッドに初出陣する。

　　ねぶたテーマ：「津軽海峡　義経渡海」

全米でも有名な「ハリウッド・クリスマスパレード」で、現地の県人らが中心となって運行する。全米テレビ中継もされることになっており、関係者は「青森と、ねぶたの素晴らしさを発信できるいい機会」と意気込んでいる。

 

　パレード参加は、本県出身のねぶた愛好者らで組織する「南加ねぶた囃子保存会」（事務局・ロサンゼルス）の豊島年昭会長の働き掛けがきっかけ。パレード運営に関わるテレビ制作会社のプロデューサーにねぶた祭の動画を見せたところ、「ぜひ参加を」と逆にラブコールを受け、実現した。

 

　「ハリウッド・クリスマスパレード」は毎年恒例の一大イベント。約5キロのコースを、マーチングバンドや派手な飾り付けをした山車などが練り歩く。ハリウッドゆかりの俳優も大勢参加する人気のイベントだ。同会によると、パレードに日本の祭りが参加するのは初めて。

 

　豊島会長は「テレビを通して青森ねぶたを全米に紹介したい、という、長年抱き続けてきた夢がようやく実現する」と感無量だ。

 

　運行するのは、8月にロスで開かれた「2世ウイークフェスティバル」に出陣した、竹浪比呂央さんの「津軽海峡　義経渡海」。フェスティバル後に分解、保存していたのを会員が組み立て直し、パレードに備える。同保存会の約20人は毎週土曜日、はやしの練習と体力作りに励んでいる。

 

　竹浪さんは「たくさんの人に見てもらい“ネブタ”が国際語になってくれれば」。パレードで先導役を務める青森ねぶたの運行団体・青森菱友会の佐々木聡副会長は「ハリウッドの人たちがねぶたに感動し、青森ねぶたに足を運んでもらえれば」と期待を込めている。

 

出典：北海道新聞