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準決勝「青森山田」ロスタイムで勝ち進みロスタイムで敗れる。動画ハイライトでみて。
第94回全国高校サッカー選手権 準決勝試合結果
国学院久我山(東京A)2(1─1、1─0)1青森山田(青森)(9日・埼玉スタジアム)
準決勝で敗れた青森山田は、3位の表彰式を終えてスタンドへあいさつに向かった
動画ハイライト
青森山田 悲願の初V逃す
悲願の初Vには届かなかった。青森山田(青森)は準決勝で国学院久我山(東京A)に1―2で敗れ、09年度大会以来となる決勝進出を逃した。前半17分、チーム最大の武器であるDF原山海里(3年)のロングスローから、FW鳴海彰人(2年)が頭で合わせて先制。しかし同25分に追いつかれると、ロスタイムに入った後半48分、勝ち越しゴールを奪われ力尽きた。先発11人中5人が2年生と大きな可能性を秘めている青森山田は、20年連続出場がかかる次回大会での優勝を目指す。
前半17分、青森山田・鳴海(中央)がヘディングで先制ゴールを決めた
ロスタイムでミラクル勝利してきた「青森山田」ロスタイムで泣く
ここまで、終了直前に数々のミラクルを起こしてきた青森山田が、後半ロスタイムに力尽きた。今大会参加校中最長の19年連続出場のチームを率いてきた黒田剛監督(45)は「改めて高校サッカーの厳しさを痛感した。最後は久我山さんの思いが逆転ゴールを生み出したんだと思います」と悔しさをかみ締めた。
ロングスローの威力はスゴイ!きれいに先制ゴール
負傷者続出が誤算だった。ロングスローで先制ゴールを演出したDF原山は右足首を痛め、痛み止めの座薬を使いながらのプレー。DF北城俊幸主将(3年)は頭部に相手のスパイクが入り出血。包帯で頭をぐるぐる巻きにしてピッチに戻り「チャンスは作れたが、点を取らないと勝てない。最後の最後に甘さが出てしまった」と試合後は病院に直行した。
試合開始直後に頭部を負傷した青森山田・北城(上)は包帯を巻いてプレーした
青森山田 新たな決意を胸に
決勝進出こそ逃したが、今大会のスタメンは、チーム最多4ゴールのMF高橋壱成を始め11人中5人が2年生。U―18代表GK広末陸(2年)は「雪がグラウンドに積もれば、控えメンバーが雪かきをして『レギュラーは休んでいろ』と言ってくれた。すごくいい雰囲気のチーム」と全員が一体となって戦った1年を振り返る。「この悔しさを来年生かしたい。日本一を目標に自分の経験を伝えたい」と新チームの軸となるつもりだ。
監督の思いと覚悟
黒田監督は「雪国が雪のない地域のチームにどう勝っていくか。辛抱強く、我慢して雪解けまで体力、メンタルを鍛え上げる指導は変わらない。最後の一歩、ロスタイムに勝ち切れるチームを作って、出直してきたい」と、伝統を守りながら結果を出し続ける覚悟を口にした
青春、これが勝負の世界、健闘を称えます!
出典:スポーツ報知
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