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弘南鉄道で「焼き嵌め(やきばめ)技術」公開:2020年8月19日
県の津軽地方を走る弘南鉄道で、熱膨張を利用して鉄製のタイヤを車軸にはめ込む「焼き嵌め」(やきばめ)と呼ばれる技法を使った作業の様子が公開されました。
弘南鉄道では接着剤やくぎなどを使わずに熱膨張を利用して鉄製のタイヤを車軸にはめ込む「焼き嵌め」と呼ばれる技法が代々、受け継がれています。
この技法を使って埼玉県の秩父鉄道のSLのタイヤが交換されることになり、2020年8月19日、弘前市の桜田市長などが視察に訪れるなか、作業の様子が公開されました。
作業員たちはバーナーの火でタイヤを5分ほど熱して直径を3ミリ膨張させたあと、車軸にはめ込み、工具で周りをたたいてなじませ、車軸から外れないようにしていました。
視察した弘前市の桜田市長は、「とことんアナログにこだわる職人の技術を興味深く見学しました。技術の発信で地方鉄道の未来を切り開いてほしいです」と話していました。
弘南鉄道の工藤竹則車両区長は「技術に関心が集まることで若い人に鉄道に興味を持ってもらい、技術の継承につながればうれしいです」と話していました。
出典:NHK NEWS WEB
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