「でんぱ組.inc×ゴスペラーズ」で響かせた貴重なコーラスワーク!in Aomori

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「でんぱ組.inc」の対バンツアー「はやぶさかがやきツアー2016」の青森公演が、昨日8月11日に青森・リンクステーションホール青森にて行われた。

村上は今回、青森公演のゲストとしてゴスペラーズが招かれた理由が、メンバーの北山陽一が青森県出身であったことを明かし、北山は「青森県人でよかった!と巡り合わせに感謝を述べる。

さらに村上はでんぱ組.incのバックバンド、でんでんバンドの板垣祐介(G)が先ほど披露した「SING!!!!!」でギター演奏を担当し、ゴスペラーズの楽曲「HIT ME」のアレンジも担当しているという縁も明かした。

ツアー7公演目のこの日のゲストはゴスペラーズ。最初に登場した彼らは双方のファンの大歓声に迎えられながらステージにスタンバイし、1曲目「ひとり」をアカペラで歌い始めた。

ゴスペラーズ

オーディエンスは息を呑み、5人のハーモニーに耳を傾ける。途中、村上てつやが「別の夢追いかけたあなたが 今僕のそばにいるなんて」という歌詞を「青森にいるなんて」と変えて歌うと、大きな拍手が会場に響き渡った。

ゴスペラーズ(写真提供:ディアステージ)


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歌い終えた村上は「いつもの我々のツアーとは客席の様子が違いますね!」と、異色の対バンに興奮を隠せない様子。ここで5人はでんぱ組.incのファンが手にしたペンライトを見ながら「僕らも色を決めましょう(笑)」と話し、それぞれのメンバーカラーを決めながら自己紹介をする。観客も彼らの言葉に沿ってペンライトを光らせ、声援を送った。

ゴスペラーズ(写真提供:ディアステージ)

続いての曲は酒井雄二がルーパーを用いてリズムパターンを作る「Recycle Love」。曲に入る前にはルーパーの使い方を説明しつつ、5人で「ウイスキーが、お好きでしょ」を披露し場内を沸かせた。その後はバンドメンバーがステージに登場し、彼らの演奏とともに「ミモザ」を歌う。リードボーカルを取る黒沢薫が先ほど述べた自身のメンバーカラーに合わせ、観客はペンライトを黄色に点灯して振った。この様子を見た黒沢は「客席がミモザの色のように黄色になって。ありがとうございます!」と、偶然の一致を喜んでいた。

ゴスペラーズ(写真提供:ディアステージ)

5人のダンスとグルーヴィなサウンドで楽しませた「GOSWING」のあと、村上は「このコンサートが決まってから、我々とでんぱ組.incさんとの共通点をいろいろ調べたんですけどまったく見つかりませんでした(笑)。でも1つだけあった、ヒャダインの曲がある!」と語り、でんぱ組.incの数々の楽曲を手がけた前山田健一によるシングル曲「SING!!!!!」を披露。続く「永遠(とわ)に」は、アウトロをマイクを通さない生声で歌ってオーディエンスを感動に導いた。

でんぱ組.inc(写真提供:ディアステージ)

最後の曲は「星屑の街」。村上は初めて青森でライブを行った当時を振り返りつつ、「自分たちが来るのを待っていてくれる人たちへのうれしさと感謝が、ずっと僕らの中に残っています。1つ1つの夢が叶っても走り続けるということを歌った曲です」と紹介し、5人で美しいハーモニーを響かせた。

でんぱ組.inc(写真提供:ディアステージ)

続いて登場したでんぱ組.incのステージは「破!to the Future」からスタート。先ほどまでの雰囲気から一変し、6人がステージを所狭しと駆け回って会場をアグレッシブに盛り上げる。さらに「愛踊祭2016」の課題曲として彼女たちがカバーした、アニメ「ひみつのアッコちゃん」主題歌「すきすきソング」も披露。客席からは息の合ったコールが沸き起こった。

でんぱ組.inc(写真提供:ディアステージ)

中盤では夏を歌った楽曲「Kiss+kissでおわらない」「ノットボッチ…夏」「おつかれサマー!」をメドレーで披露し、場内の熱気を高めた。MCでは対バン相手のゴスペラーズについて、夢眠ねむが「メンバーの皆さんの色(メンバーカラー)ってあるのかな、と思って事前に調べたんですけどどこにも載ってなくて。でもさっきのライブで『22年間で初めて決まりました』って聞きました(笑)」と語る。一方、古川未鈴はこの日のリハーサルの見学時を振り返り「ステージ上に皆さんの水筒があったので、中身はスペシャルドリンクとかなのかな、真似したいなと思って聞いてみたら『水です』って言われました(笑)」と舞台裏を暴露。双方のファンを驚かせた。

でんぱ組.inc(写真提供:ディアステージ)

6人がステージ前方に進み出て、まっすぐな歌声を届けた「キボウノウタ」が終わると、ライブはいよいよ終盤戦へ。「Future Diver」「バリ3共和国」「でんでんぱっしょん」でこの日一番の盛り上がりへと導いたあと、6人はゲストのゴスペラーズを改めてステージへと呼び込んだ。

でんぱ組.incとゴスペラーズ。(写真提供:ディアステージ)

ライブの最後には、でんぱ組.incとゴスペラーズの全員がハーモニーを響かせるコラボレーションを披露。11人は最初に生声のアカペラでキーを合わせ、相沢梨紗は「カッコよく決めて、最高のライブにしたいですね!」と意気込む。そんな2組が披露したのは荒井由実の「やさしさに包まれたなら」のカバー。でんぱ組.incのキュートな歌声とゴスペラーズのコーラスが調和し、ホールに美しく響き渡った。

古川未鈴(写真提供:ディアステージ)

コラボレーションを終え、ゴスペラーズを送り出したでんぱ組.incの6人は「緊張したー!」と大騒ぎ。夢眠ねむは大舞台を終え、ほっとした表情で「最高の時間でしたね!」と振り返っていた。「はやぶさかがやきツアー2016」の次回公演は本日8月12日、氣志團をゲストに迎え岩手・盛岡市民文化ホールにて行われる。

でんぱ組.incとゴスペラーズ。(写真提供:ディアステージ)

でんぱ組.inc「はやぶさかがやきツアー2016」

2016年8月12日(金)岩手県 盛岡市民文化ホール
<出演者>
でんぱ組.inc / 氣志團

2016年8月18日(木)石川県 本多の森ホール
<出演者>
でんぱ組.inc / T.M.Revolution

2016年8月24日(水)埼玉県 大宮ソニックシティ 大ホール
<出演者>
でんぱ組.inc / NICO Touches the Walls

2016年8月25日(木)東京都 Zepp Tokyo
<出演者>
でんぱ組.inc / Fear, and Loathing in Las Vegas

でんぱ組.inc「はやぶさかがやきツアー2016」番外編

2016年9月8日(木)東京都 TSUTAYA O-EAST
<出演者>
でんぱ組.inc / Wienners

出典:ナタリー


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