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青森県産米 初の最高評価「特A」を獲得した「青天の霹靂(へきれき)」
認知度、販路開拓カギ、青森に新たなブランド米 誕生!
青森県産米初の最高評価「特A」を獲得した「青天の霹靂(へきれき)」が今秋、デビューする。農業関係者にとっては大願成就だが、一方で課題も多くある。米価の下落や消費者のコメ離れが進む中、行政、関係団体がいかに連携してブランド力や認知度を高め、どのように販路を開拓していくのかが問われている。
青森県のコメ作りはこれまで高い収量をメーンにしてきたため、食味などで他県産米との産地間競争に後れを取ってきた。東北で唯一、特A米がなかったことで、農業関係者などから食味で勝る新品種の誕生に期待が高まり、県産業技術センターが約10年の歳月をかけて開発を進めてきた。青天の霹靂は「ひとめぼれ」の系統を受け継ぎ、津軽地方で2年前から試験栽培が始まり、粘りと硬さのバランスの良さや甘みがあるのが特徴だ。
「青天の霹靂」県産米のエース
県は青天の霹靂を“県産米のエース”としてブランド力を高めるため、徹底した品質管理を行っている。作付け地域をコメ作りに適しているとされる津軽地方の12市町村に限定し、今年産の作付面積を約550ヘクタール、生産者数を363個人・法人などに絞った。さらに、今年産の収量目標を10アール当たり9俵(540キロ)に制限するなど栽培、出荷基準を厳格化した。
ブランド戦略
しっかりした戦略を立て、効果的な売り方をしていく」と話し、ブランド米としての価値観に重点を置いた販売に力点を置く考えを示す。他県産米との産地間競争に関しても「他のブランド米との競合を避けると展望が見えてこない。勝負するためにも初年度から宣伝に力を入れ、売れる環境作りを行っていく」と強調する。また、ブランド米として生産者、消費者がいかに納得できるような価格帯にするのかについても今後の課題となる。
販売戦略
全国有数のコメ生産地の東北で後塵(こうじん)を拝してきた青森県。他県も新品種への取り組みを加速させる中で、限られた市場で生き延び、最高評価を維持するためにも行政、関係団体、生産者が一体となった良質味生産の体制づくりと、ブランド米の“新参者”の強みを生かした大胆かつ緻密な販売戦略が必要といえる。
出展:産経ニュース
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